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ROCK&SNOW 082 2018年冬号にグッぼる店長のギアカタログと各トレーニング方法の記事が掲載されています。「難しい課題が多くてあのジムはちょっと・・・」とか「登れる課題が多くて楽しい」とか、クライミングジムの評価を耳にします。登山の派生であるクライミングは思想として「高みを目指す」ことが基本原則となります。楽しむためだけのクライミングはただの「運動」なのです。身体を動かすこと自体が目的となる運動なのです。本当の意味でクライミングやボルダリングをやっていないことになります。ジムで楽しく身体を動かして汗を流しその後にビールを美味しく飲むことが目的ならフィットネスジムへ行けばよいでしょう。それはそれでまったく問題ありません。ただし、あなたが「運動」ではない「クライミング」をしているにも関わらず、「何年もまったく同じ登りをしている」と感じているならトレーニングを行ってください。では運動とトレーニングとは具体的にどう違うのでしょうか。一番の大きな違いは「漸進性(ぜんしんせい)」です。トレーニングは一時的な目的のための運動とは異なり、中長期的な目的(グレード、ムーブ、筋力や筋パワー向上)を達成するためのプロセスが基本となります。トレーニングにおいて身体を動かすことは手段であり目的ではありません。「運動」なら同じ動作で同じグレードを同じだけ実施しても構いませんが、グレード更新やコンペや登りのフィジカルアップなど中長期的な目的のためには、トレーニングの7原則のひとつである漸進性の原則に従いトレーニングを「プロセス」に沿って計画的に進めることが重要です。 

昨今のクライミングはスポーツとしての要素が強く、上達の速さはもちろん安全にフィジカルを向上させる方法やギアの開発も目立ってきています。日本は悪天候や岩の少なさからボルダリングジムの密度か高く、逆に練習環境に恵まれたため世界的に強いクライマーが増えてきています。ただし幼少から始めたユース選手やスポーツとして取り組む専門知識の必要なレベルのクライマー以外は故障や伸び悩み、十分な登りを実践できているとは言い難い状況です。海外の一般クライマーのように自由で伸び伸びしたクライミングを日常に取り込むためには、正しいトレーニングマネージメントが重要になってきます。ここではいくつかのクライミングに向くトレーニングギアとその使用方法を紹介します。クライマーとして長く強くしなやかにフィジカルを維持する。効果的でかつ故障の少ない環境を構築できれば、今よりもっとクライミングが好きになるかもしれません。
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