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3種のクライミングシューズを使い分け

村口    2019/01/17

最も信頼しているクライミングシューズ3選

今年でクライミング歴も丸10年。遂に11年目に突入します。その間様々なクライミングシューズを履いてきました。ボリエール、マムート、ファイブテン、スポルティバ、イボルブ、スカルパと多くのブランドを渡り歩いてきました。それぞれに特徴があり、単純にシューズの良さを比べる事は難しいですが、11年目にして僕のクライミングにピッタリとハマったブランド、それはスポルティバでした。その中でも特に主戦力として使用しているシューズが3つあります。

  • SKWAMA(スクワマ)
  • SOLUTION(ソリューション)
  • MIURA WOMAN(ミウラ ウーマン) 
ここ数年はこの3つのシューズのみで全てのクライミングをこなしています。今回はこのシューズ達を紹介しようと思います。

SKWAMA(スクワマ)

快適過ぎる足入れの良さ

自分的使用率が圧倒的NO.1シューズ。2016年に発売されて初めて足をいれた時「コレだ!」と直感しました。それぐらいピタリときたのです。それ以来もう3足目。これナシでは僕のクライミングは始まらないといっても差し支えない程の溺愛っぷりです。正直目に入れても痛くありません。勿論足も痛くなくすこぶる快適。

柔らかく粘るソール

皆さんご存知ビブラムXSグリップ2。やや柔らかめで足裏感覚が良いオールラウンダー。ベルクロはネオプレーン素材。拘束力強めでほぼ切れません。ヒールカップはやや深めで踵が発達している人にはかっちりハマります。逆に踵が小さい人はアキレス腱に当たって痛いかも。これはスポルティバ全般にいえるかもしれません。

外れないトゥーフック

はっきりいってもうバチ効きです。ずれません。外れません。これでかからなかったらどのシューズでも無理です。と少し大げさに書きましたが、それくらいの信頼度だと思っていただければ幸いです。

2つの顔を持つエッジング

これは履き慣らした後だともはや別のシューズです。新品時はそれはもう岩場でのマイクロエッジに立ち込めます。ジムだと少しはじかれますが...。逆に履きならした後では花崗岩のマイクロエッジでは少し負けるかなという印象。しかしスメアリングや強傾斜では抜群に使えます。個人的にはジム、岩場共に優等生のスクワマを履きならし前後で2足常備していくスタイルがオススメです。

SOLUTION(ソリューション)

発売当時のイメージ

このシューズは僕のなかでは完全にDaniel Woods先生。数々の高難度をこのシューズと共に登っているのをみて単純に憧れて履きはじめました。スクワマと同じくオールラウンドでありながら性質の違うこのシューズ。なんと発売は2007年。一体成形のヒールカップとダウントゥを長期間キープするP3システム、現在スポルティバの定番となった技術を採用した話題作。まさにどんな課題もその名の通りSOLUTION(ソリューション)していきました。当時はその値段の高さとトップクライマー達が履いていた事もあり、上級者しか履いてはいけないような空気感がこのシューズにはありました。現在も若干そんなイメージを持っている人もいます。勿論、そんな事はないのですが、そのダウントゥのキツさから初心者には向かないのも事実であります。しかし当時の僕はDaniel Woodsへの憧れから痛みを平気なフリをしてキツキツのソリューションに足を包んでいました。もう性能も良く分かりませんでしたが、痛かったことだけは鮮明に覚えています。

シューズへの理解

何もいい所が見つからず1足目を履きつぶした後、別のシューズに浮気してまたこのシューズへと帰ってきました。その時にやっとソリューションの素晴らしさを理解しました。「なんていいシューズなんだ!」と。どんな課題や形状にもしっかり対応してくれ、ソール自体は柔らかめですが、シューズ全体に剛性がある為、履きこんでも最初から終わりまで殆ど変化がありません。安定した力を常に発揮してくれるのはクライマーとしては非常に嬉しい所です。

エッジング&フック性能

強傾斜のエッジングはもうこれに限ります。めちゃくちゃ踏め込めるし足が面白いように残ります。一体成型の丸いヒールはまず壊れる事はなく、かけ方にクセがあるもののホールド形状があいさえすれば、他のどんなシューズより信頼をおけます。しいて言えばベルクロが切れやすいのが難点。しかしこれは新モデルであるソリューションリブートで改良されています。でもやっぱり痛いのは変わりません。最先端から信頼のロングセラーへとのスポルティバの謳い文句通り、これからもスポルティバの定番中の定番となる事でしょう。いや、もはや定番か。これからもよろしくお願い致します。

MIURA WOMAN(ミウラ ウーマン)

往年の超名作シューズ

古くからクライミングをしている人なら必ずといっていい程このシューズを試した経験がある事だと思います。それはウーマンモデルではないかもしれませんが。近年のクライミング界ではソフトシューズが全盛です。やはりジムでのクライミングにおいてエッジングを求める課題よりボリュームホールドでのスメアリング等の課題が多くなってきたからでしょう。先に紹介したスクワマ等はそんな時代に生まれた名作といっていいかもしれません。

最強のエッジング

エッジンに関してこのミウラウーマンは一足違います。ジムでのクライミングとは真逆を行くその硬さ。いや、私はジムでも履いてるよと仰る方もいるでしょうが、このシューズはやはり岩場でこそ最大限に活かせるシューズだと僕は思っています。特に僕自身が行く事の多い花崗岩でのエッジング性能は驚きの一言。スクワマだと踏み負けたスタンスも簡単に乗る事が出来ました。スクワマがダメなのではなくミウラウーマンが凄いのです。

ヒールフック性能はもはや神レベル

エッジング性能よりも有名なのがヒールフック。恐ろしくハードで繊細なヒールはこのシューズ一択。これで掛からないなら僕はヒールは諦めます。巷では「神ヒール」とまで呼ばれ、ヒールの為だけにこのシューズを買う人も多数いるぐらいです。緩傾斜の岩場でのクライミングが多い人には特に履いてみて欲しい一足。愛好者の口癖は「なんだかんだいってもやっぱりミウラ」だったりします。

超個人的シューズ使い分けまとめ

▼SKWAMA(スクワマ)・・・ジム、岩問わず7割このシューズ。全ての性能が80点以上の秀才。一足必ず常備しておきたい。このシューズで出来ない課題をその他2種のシューズで補う。
▼SOLUTION(ソリューション)・・・スクワマで踏め切れない強傾斜マイクロスタンスでしっかり足を残して距離を出したい時や、とにかく硬いヒールが必要な時に使用。
▼MIURA WOMAN(ミウラ ウーマン) ・・・ソリューションだとダウントゥがキツすぎて乗れない緩傾斜マイクロスタンスにはこのシューズ。シビアなヒールフックが必要な場面では必ずこのシューズ。

ここまで色々書いてきましたが、あくまで個人的な意見ではあります。しかしこの3つのシューズについての信頼は強くあります。この記事を読んで履いてみたいと思ってくれる人が1人でもいれば幸いです。
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